読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

憂鬱な月曜日

人生の備忘録みたいな。

君の名は。の話

今更ながら、『君の名は。』について書く。

劇場版2回、小説版1周、外伝1周したきりなのでところどころうろ覚えの箇所があるかもしれない。

僕の新海誠監督への理解度、過去作については『言の葉の庭』『秒速5センチメートル』をだいぶ前に1回ずつ見たきりである。

「やたら背景が綺麗」「思春期男子を拗らせに拗らせた」を特徴として認識している。

 

1.全体的な話

賛否あるようだが僕は純粋に面白いと思った。

変に拗らせることをせずエンターテイメントに寄せた展開で誰でも楽しめるストーリー、2回目を見たくなる構成。ヒットするのも当然だと思うし僕も非常に好きな作品である。以下はその上での話である。

 

2.瀧くんの話

劇場版を見た後に小説版を読んで驚いたのだが瀧くんは「口噛み酒」が何なのかを理解した上で飲んでいたらしい。

劇場版の描写ではてっきり「口噛み酒」が何なのかはわかっておらず「三葉の半身」という理解で飲んでいたと思っていたのだがどうやら違ったらしい。その癖カタワレ時に三葉と対面した際、飲んだことを怒られたわけであるがあの反応は至極当然であってあの瀧くんのそれに対するリアクションはおかしいのでは?と違和感を拭えなかった。

次、三葉への恋愛感情の話である。

よく「いつの間に好きになったのかよくわからない」という声を聞く。ただまあ思春期男子なんて可愛い子の事は特に何もなくても好きになるし瀧くんは三葉の胸を揉んでいる。そりゃ好きになる。後はまあ単純に「秘密の共有」という要素も大きいだろう。その点に違和感は覚えなかった。

 

2.三葉の話

一番性格の掴めないキャラクターであった。

瀧くんを相手にした時の性格と宮水アンチ勢を相手にした時の性格がどうしても一致しないのである。入れ替わり直後にバイトに行ったことなど、いくら夢とは言えかなり果敢なタイプだと思ったのだが宮水アンチ勢に対して非常に大人しすぎないかと感じた。

そして、三葉の瀧くんへの恋愛感情の話である。正直最初は彗星衝突前後の吊り橋効果的なものだと思っていたがよくよく考えれば時系列的にスッキリ合わないのである。そんなこんなで色々考えてみた結果、

「東京への憧れ」「瀧くんへの親近感」

という2つの要素が混ざり、「東京(=瀧くん)への憧れ」という形になったと感じた。割と適当。

 

3.ストーリーの話

あんな時なんだから掌に「スキ」って書いてないで名前書けよ……

 

4.宮水父と宮水母は入れ替わりを経験していたのか?

娘に「お前は誰だ?」なんてセリフは無意識的にでも入れ替わりの可能性を認識していないと出てこないセリフであり、「入れ替わりだとは明確には認識していないがそういった言葉が出る」というのは「過去に入れ替わりをしていたがもう既にその記憶はなくなっている」の状態くらいであろう(結論ありきではあるが)。

・一葉の話では宮水の女は代々入れ替わりを経験しているとのこと。

・宮水のこれまでの全ては「全てはこの日(彗星の衝突)のため」(外伝では宮水母も同様のことを述べており、宮水母が亡くなったことも全ては在るべき形へ向かうためであるとのこと)

・外伝では宮水父と宮水母が初めて会った時の描写があるが、宮水母は宮水父のことを初対面ではないとする描写があった(一方宮水父の方は一切そういった記憶・描写はない←恐らく忘れているだけであると思われる)。

等々の理由からまあ間違いなく宮水父母は入れ替わりをしていただろうと思われる。

宮水家のこれまでは全て(といっても宮水母と三葉の行動)のこの日のためという前提でみる。

三葉の入れ替わりの意味は劇中で描写されているからいいとして宮水母の入れ替わりの意味は以下の形になるかなと。

 

 

宮水父と宮水母の入れ替わり

→宮水母は宮水父を認識

→再会、親しくなり結婚へ繋がる

 

→宮水父はこの時に宮水の文化に触れることで興味を抱き民俗学者への道へ?(ここは描写が無いので完全に推測)

民俗学者となった宮水父が調査の為糸守町を訪れる

→再会

 

再会時宮水母が覚えていて宮水父が覚えていない理由としてはそれぞれの入れ替わりの意味・目的が

宮水母→再会時に親近感を抱くこと

宮水父→民俗学者となり糸守町を訪れること

であるからだと思われる。たぶん。

また、先に述べたように宮水母の死も意味があると示唆というか明言されている。

 

宮水母、病気になるも糸守を離れることを拒否し、死亡

→その前後の糸守を見ていた宮水父は「糸守を変えなければ」と思い、町長へ

→町長となり避難指示を出せる立場に

 

ここは外伝でかなり詳しく描写されていて、町長を目指したのは単に宮水母が死んだからではなく「糸守を離れない(治療の制限)」「死亡後の住民、一葉の反応」の要素がトリガーになってるとのこと。これは本編ではわからない情報である。また宮水母自身は元々死を受け入れており(そう書くと少し語弊がありそうだが)、当初は入院を拒否したし、死ぬ時も「永遠の別れではない、あるべき形へ向かうだけ(意訳)」と言っていたわけで、完全にこれから起こる全てを感覚的、あるいは無意識的に理解していたと思われる。

 

やっぱり神社生まれってスゲー。って話でした。

おわり。

 

寝起きでだらだら書いてたのでまた後で考え直したら色々加筆修正します。展開とか演出とかそう言った要素について書きたいし。